地域交流センター

新人助産師研修

三重県受託事業



事業概要

本研修、平成23年度より、三重県から「三重県新人助産師合同研修事業」を受託し、厚生労働省の新人看護職員研修ガイドラインにおける、新人助産師が就労後1年間で到達すべき助産技術の到達目標、および助産技術を支える要素に則り、新人助産師の臨床実践能力育成を支援するための研修です。

 

開催レポート

第4回 2月10日(土)

テーマ:産婦人科診療ガイドラインにもとづく緊急時の対応

講 師: 前川 有香(伊勢赤十字病院 部長)

受講者からは「緊急時の対応について講義を聞くことができて良かった」、「(緊急時に)遭遇する可能性はあるため、学ぶことができてよかった。実際に遭遇した際はこの研修で学んだことを思い出したい」等の意見をいただきました。

 

テーマ:事例検討をとおした助産師の判断と看護実践

講 師:前川 有香(伊勢赤十字病院 部長)

鈴木 薫・東 真由美(国立病院機構三重中央医療センター 総合周産期母子医療センター 副看護師長 )

 

受講者からは「他施設はどのように対応しているのかなど話し合えて、新たな視点ができた」、「同期(1年目助産師)の頑張っているのがわかり、自分も頑張ろうと思えた」等の意見をいただきました。

 

第3回 1月8日(月)

テーマ:早期新生児のアセスメント・異常の評価と対応

講 師: 内薗 広匡(国立病院機構三重中央医療センター 総合周産期母子医療センター 新生児科医長)

テーマ:ハイリスク新生児の看護

講 師:廣野 絵美(国立病院機構三重中央医療センター 副看護師長・新生児集中ケア認定看護師)

 

              【GW風景】

受講者からは「新生児の疾患の病態やアセスメントについて振り返ることができた」、「新生児の事例検討より、一つの症状からたくさんの可能性を考えてケアにあたる必要があると感じた」、「他の病院で働いている方との交流の機会にもなった」等の意見をいただきました。

 

第2回 12月9日(土)

テーマ:周産期のメンタルヘルス

講 師: 森實 かおり(三重大学医学部附属病院 看護師長・母性看護専門看護師)

受講者からは「メンタルヘルスにおいて、今日学んだこと(その人の背景やそこに至るまでの過程を知る等)を活かした患者様との関わりをしていきたい」、「対象に寄り添って、傾聴していこうと思った」等の意見をいただきました。

                       【GW風景】

 

テーマ:ハイリスク妊産婦の看護

講 師:佐藤 里絵(三重県立総合医療センター 看護師長)

受講者からは「母体搬送時にどのような情報が必要か、優先順位を考えてどのように動くのかを見直していきたい」、「母体搬送の援助をさせてもらうこともあったが、今まで看護への意識ができていなかったので、情報収集の場面で看護面も意識して取り、患者さんの気持ちに寄り添いたい」等の意見をいただきました。

 

テーマ:インシデントから学ぶ

講 師:中西 貴美子(三重県立看護大学 教授)

受講者からは「再度自身が間違える可能性があるということを認識し、ダブルチェックや指差し呼称などを通して、インシデントを防いでいきたい」、「インシデントに繋がらないように、日々の業務の中で確認を行い、安全な看護の提供につなげていきたい」、等の意見をいただきました。

 

第1回 11月4日(土)

テーマ:周産期分野における感染看護の実際

講 師: 奥村 恵美子(市立四日市病院 感染管理認定看護師)

          【講師】

           【演習風景】

受講者からは「感染対策を看護師の基本として学ぶことができてよかった」、「実践で活かせること教えていただき分かりやすかった」、「コビッド新型コロナウイルス感染症)の対応等、感染症患者と通常の患者の対応を並行しておこなわなければならない場面もあるため、感染管理についてとても勉強になった」等の意見をいただきました。

 

テーマ:『母乳育児成功のための10のステップ』に基づく支援

講 師:井田 久留美(日本母乳の会理事 パルモア病院看護部長代行)

          【講師】

 

             【演習風景】

受講者からは「おっぱいの話がすごく勉強になった。解剖学的なところからの説明ですごくわかりやすかった。」、「日々業務にあたる中で、母乳育児支援に悩むことが多くあった。本日の講義で、自分が対象者にとって助産師としてどのような立ち位置で関わっていけば良いのか学ぶことができた。」、「参考書では学べない母乳育児に対する看護を学ぶことができた」等の意見をいただきました。

開催案内

 

令和5年度チラシ⇒R5チラシ

開催レポート 令和4年度

第4日 令和5年2月4日(土)

ハイブリッド方式:来学受講者14名 オンライン受講者15名

時 間:10:00~12:00 講師:対面講義・演習

テーマ:「産婦人科診療ガイドラインにもとづく緊急時の対応」

講 師:前川 有香(国立病院機構三重中央医療センター 総合周産期母子医療センター 部長)

時 間:13:00~15:30 講師:対面講義・演習

テーマ:「事例検討をとおした助産師の判断と看護実践」

講 師:国立病院機構三重中央医療センター

前川 有香(総合周産期母子医療センター 部長)、鈴木 薫(副看護師長)、東 真由美(副看護師長)

【グループワークの様子】

【修了証書授与の様子】

受講者からは「実際にまだ経験してないがこれから緊急な状況になったときのための知識を身につけることができた。」「産科異常について、対応について自分が曖昧だと思っている所を多く取り上げてもらい実践に役立つ内容だった。」「先生の経験からの緊急時の対応方法や、事例検討を通して視野が広がった。」「自分が臨床で迷ったことについて事例検討できてよかった。他の方の事例に関してもとても勉強になった。」等の意見をいただきました。

 

第3日 令和5年1月9日(月)

ハイブリッド方式:来学受講者11名 オンライン受講者17名

時 間:10:00~12:00 講師:対面講義・演習

テーマ:「早期新生児のアセスメント・異常の評価と対応」

講 師:内薗 広匡(国立病院機構三重中央医療センター 総合周産期母子医療センター 新生児科医長)

時 間:13:00~15:30 講師:対面講義・演習

テーマ:「ケースシナリオを用いたグループディスカッション」

講 師:国立病院機構三重中央医療センター 

栗本 淳子(看護部・新生児集中ケア認定看護師)、廣野 絵美(副看護師長・新生児集中ケア認定看護師)

 

受講者からは「新生児の観察について改めて知ることができ、すぐに実践していけると思った」「日々の観察を丁寧に行い、異変があった時に早期に気づけるようにしたい」「グループワークで他の人の考えについても知ることができ学びを深められた」等の意見をいただきました。

 

第2日 12月10日(土)

ハイブリッド方式:来学受講者8名 オンライン受講者19名

時 間:10:00~12:00 講師:対面講義・演習

テーマ:「社会的ハイリスク妊産婦の看護・周産期母子ケアにおける連携」

講 師:森實 かおり(三重大学医学部附属病院 看護師長・母性看護専門看護師)

時 間:13:00~14:30 講師:対面講義

テーマ:「MFICUでの妊産婦の看護」

講 師:佐藤 里絵(三重県立総合医療センター 看護師長)

時 間:14:40~16:00 講師:対面講義

テーマ:「ハイリスク新生児の看護」

講 師:松野 薫(三重県立総合医療センター 副看護師長 新生児集中ケア認定看護師)

【対面受講者の演習の様子】

受講者からは「ハイリスク妊産婦への関わり方、今後自分にできる事など考える機会となった。苦手な新生児の解剖生理等、振り返る機会となった。」「自部署ではなかなか学ぶことや触れることが少ない分野の研修であり、実りある学びとなった」「私たちの対応一つで妊婦さんの入院生活のしやすさ、いい悪いにつながることを改めて学ぶことができ、今一度自分の関わり方を見直していきたいと思えた」等の意見をいただきました。

 

第1日 11月5日(土)

ハイブリッド方式:来学受講者9名 オンライン受講者17名

時 間:10:30~12:00 講師:対面講義

テーマ:「周産期分野における感染看護の実際」

講 師:奥村 恵美子(市立四日市病院 感染管理認定看護師)

【対面受講者の演習の様子】

時 間:13:00~16:00 講師: オンライン講義・演習

テーマ:「母乳育児への支援の実際」

講 師:松原 まなみ(関西国際大学保健医療学部看護学科 教授)

 

受講者からは「感染管理が重要視されているので、状況に対するそれぞれの感染対策をいかせると思った。」「正しい感染症対策を行えるようにPPE(個人防護具)や環境について取り入れていきたい。」「新生児の口の解剖や吸啜のメカニズムを理解することで、今後の直母支援に繋げられると考えた。」「泣いている時にすぐにミルクを足すことを提案するのではなく、それが必要なことなのか、母乳で育てたいと望んでいる方に対して個別性のある看護が提供出来ているかを再度アセスメントして、看護実践していきたいと感じた。」等の意見をいただきました。