看護学部
内容による区分
- 教養・基礎科目群
人として必要な〈高い倫理観〉および〈幅広い教養と豊かな人間性〉を育成するための科目です。 - 専門支持科目群
幅広い分野において、人々の保健・医療・福祉について学習し、〈看護専門職者としての基礎的な能力〉および〈総合的看護実践能力〉を育成するための科目です。 - 専門科目群
看護専門職として中核となる能力として、〈看護専門職者としての基礎的な能力〉、〈総合的看護実践能力〉、〈地域に貢献する能力〉および〈国際化社会に対応する能力〉を育成するための科目です。 - 総合科目群
社会の多様なニーズに応え、将来的に広い視野で新たな看護学の視点を模索し、〈看護学を体系化し発展させる能力〉が獲得できるようにする科目です。
履修による区分
授業科目には、必修科目・選択科目・自由科目があります。
- 必修科目
学修上必ず履修しなければならない科目です。 - 選択科目
一定の教育目的を持つ科目群の中から選択して履修しなければならない科目です。
ただし、卒業所要単位に留意して選択してください。 - 自由科目
学生の自主的勉学意欲を増進するためにもうけたものであり自由に選択できる科目です。この中には、助産師国家試験受験資格取得にかかわる科目が含まれますが、この科目は希望者全員が受講できるとは限りません。
単位の算定基準
本学において開講する授業科目と卒業に必要な単位数については、履修規程で定めています。
授業科目の単位数は、原則として授業の形態により次の基準で計算します。
- 講義・演習
15時間から30時間までの講義・演習をもって1単位としています。 - 実験・実習・実技
30時間から45時間までの実験・実習及び実技をもって1単位としています。
授業科目は、必修科目が大部分ですので、履修すべき年次に必ず単位を修得しておくように心がけてください。
卒業要件 単位
(令和4年度以降に入学した者)
区分 | 必修 | 選択 | 合計 |
---|---|---|---|
教養・基礎科目群 | 13単位 | 12単位以上 | 25単位以上 |
専門支持科目群 | 30単位 | 1単位以上 | 31単位以上 |
専門科目群 | 57単位 | - | 57単位以上 |
総合科目群 | 15単位 | - | 15単位以上 |
卒業要単位数 | 115単位 | 12単位以上 | 128単位以上 |
既修得単位の認定
他の大学又は短期大学を卒業あるいは中途退学し、新たに本学に入学した場合、その履修単位について教育上有益と認めるときは、30単位を超えない範囲で本学において履修したものとして単位を認定する場合があります。この単位の認定を申請する場合は、指定する期日までに教務・学生課へ申し出て下さい。
授業科目の先修条件
特定の授業科目を履修するために、あらかじめ修得しておかなければならない授業科目(先修科目)があります。
進級判定
2年次終了時点と3年次終了時点に進級判定を行います。各年次において下記のすべての条件を満たさない者は、次年次へ進級することができません。
授業科目の先修条件並びに進級判定に関する本学の考え方
大学院
修了要件
本大学院に2年以上在学し、修士論文コース及び臨地教育者コースにあっては30単位以上を、専門看護師(CNS)コースにあっては46単位以上(平成30年度以前の入学生は36単位以上)を修得し、かつ、必要な研究指導を受け学位論文の審査及び最終試験に合格する必要があります。在学期間に関しては、優れた業績を挙げた者については、本大学院に1年以上在学すれば足りるものとします。
修了所要単位
区 分 | 修士論文コース | 臨地教育者コース | 専門看護師コース | 必修/選択 |
---|---|---|---|---|
共通科目Ⅰ | 6単位 | 6単位 | 10単位 | 必 修 |
2単位以上 | 2単位以上 | 6単位以上 | 選 択 | |
共通科目Ⅱ | 専攻分野2単位 | 専攻分野2単位 | 専攻分野2単位 | 必 修 |
その他2単位以上 | – | 選 択 | ||
– | 看護教育学特論2単位 | – | 必 修 | |
専門科目 | 演習6単位 | 演習6単位 | 演習12単位 | 必 修 |
特別研究12単位 | 課題研究6単位 | 課題研究6単位 | 必 修 | |
– | 臨地教育実習6単位 | 実習10単位 | 必 修 | |
合 計 | 30単位以上 | 30単位以上 | 46単位以上 |
三重県立看護大学大学院看護学研究科 学位論文審査基準
三重県立看護大学学位規程第9条第2項および第13条の規定に基づき、修士論文の審査ならびに特定課題の研究成果(以下「特定課題論文」という。)の審査にかかる審査基準を以下に定める。
修士論文の審査基準は、以下のとおりとする。
- 十分な文献検討によって看護学に関する研究課題を設定している。
- 研究目的に整合する適切な研究方法を選択している。
- 用いた研究方法に対して倫理的配慮がされている。
- 得られた情報や仮定から適切に結論が導かれている。
- 明確かつ論理的で一貫性のある論旨が展開されている。
- 論文発表会で成果を発表し、質疑に対応できる。
特定課題論文の審査基準は、以下のとおりとする。
- 看護実践や看護教育における技術・知識の発展につながる課題である。
- 課題に整合する適切な方法を選択している。
- 用いた方法に対して倫理的配慮がされている。
- 明確で一貫性のある論旨が展開されている。
- 論文発表会で成果を発表し、質疑に対応できる。
履修指導
教育研究分野(13分野)においては、主任指導教員が、学生の経験、志向、能力などに充分配慮して履修指導、研究指導を行います。入学時に選択した教育研究分野で履修指導・研究指導を受け、特別研究を履修し、修士論文を作成してください。専門看護師(CNS)コース及び臨地教育者コースにおいては、各々の教育研究分野で履修指導(実習を含む)・研究指導を受け、課題研究を履修し、特定の課題の研究を行ってください。