地域交流センター

看護研究SEED




事業概要

 本学では研究の基礎から具体的な方法までを段階的に受講していただくことで、実践につながる知識とスキルを習得できるよう研修を開催しています。

 その中でも、看護研究SEEDは基礎的な研修であり日常の業務の中から疑問を見出し、看護研究へ取り組めるようなプログラムとなっています。研修は、9科目をシリーズで開催ですが、受講しやすいように単回で受講できるコースも設けています。また、隔年で集合研究とオンライン研修を行っています。

 「ハウツー看護研究」や看護研究エッセンス」では、具体的な研究方法について学びを深めていただけます。

開催案内

 

 

ダウンロードはこちら⇒R6SEED案内

開催レポート 令和5年度:オンライン研修

6月1日(木)看護研究SEED第1回

テーマ:看護研究の意義と文献の活用
講 師:片田 範子 学長 受講者からは「病院に就職したのが初めてで、看護研究という言葉自体、初めて耳にするほどで、真っ白な状態に、先生の説明でなんとなくですが、理解できた」、「文章ではわかりにくいが、体験談や、噛み砕いて教えていただいたのでわかりやすかった」、「現場で働いていると看護とは、何かをすっかりどこかに置いてきてしまうことがあるが、改めて看護とはなにかを考えることで看護師のあるべき姿(研究し続けることを含め)を再確認できた」や「研究は患者が自分らしく最期まで全うできるよう看護を行うためにすると改めて思った」等の意見をいただきました。

 

テーマ:研究計画の立て方と書き方
講 師:玉田 章  成人看護学(急性)教授

受講者からは「テーマ選定の方法を順序立てて考えたら良いことがわかった」、「細かく例を交えながらだったので理解しやすかった」、「研究で躓きそうな内容で講義していただいたので、今後活用できそうだ」、「研究計画から、頓挫しがちであったため、分かりやすい講義に満足できた」、「この講義でも、分かりやすくて、研究との距離が縮んだ」  等の意見をいただきました。

 

6月15日(木)看護研究SEED第2回

テーマ:看護研究における倫理的配慮

講 師:安部 彰(看護倫理・倫理学 教授)受講者からは「倫理について苦手意識があったが具体例を示していただけたのでわかりやすかった」、「レジュメにならない具体的な方法を例にあげて分かりやすかった」、「研究における倫理の重要さを改めて学ぶ事ができた」等の意見をいただきました。

 

 

テーマ:研究デザインのタイプと選択

講 師:上田 貴子(看護教育学 講師)受講者からは「研究デザインの選択が具体的でわかりやすかった」、「分からなかった点を明確にする方法が分かった」、「参考文献を含め、わかりやすく講義して頂いた」等の意見をいただきました。

 

6月26日(月)看護研究SEED第3回

講 師:関根 由紀(成人看護学(慢性) 准教授)

テーマ: 質的研究(インタビュー)

受講者からは「「質的研究の特徴、データ収集法についての理解を深めることができた」、「グループワークは緊張したが、自分だけでは気づけないことも、気づけてよかった。実際に作業することで、自分の理解度を知り、難しさも認識した。」、「インタビューのなかで人と人の関わりの中でのデータが相互作用によって変わってくると言うのが印象に残っている。」等の意見をいただきました。

 

テーマ:量的研究(アンケート)

受講者からは「アンケートの質問項目については、一定のルールを知って、質問の表現の難しさを学んだ」、「事例が多かったためわかりやすかった」、「アンケートの調査方法ひとつも、それぞれの長所短所があり、印象に残った。分析方法も事前に決めておくとよいと学んだ。 」等の意見をいただきました。

 

7月13日(木)看護研究SEED第4回

テーマ:研究論文作成

講 師:玉田 章(成人看護学(急性)教授)

受講者からは「不明点が理解できた」、「論文を書く上でのマナーが改めて分かり、良かった」、「執筆上の注意事項の講義内容が最も印象に残った」等の意見をいただきました。

 

テーマ: 量的研究(実験・計測)

講 師:大西 範和(生理学・健康科学 教授)

受講者からは「自分たちで考えることで、普段考えないことも考えることができた」、「どのようにして内容を深めたらよいかがわかった」、「テーマや対象者の絞り方などが学べた」等の意見をいただきました。

 

7月31日(月)看護研究SEED第5回

テーマ: プレゼンテーション(演習含む)

講 師:灘波 浩子(基礎看護学 准教授)

受講者からは「どんなに良い研究をしていてもパワーポイントや発表の仕方がダメでは人に届かないと思っていたので、そこにフォーカスを当てた研修はとてもタメになった。」、「聞き手にわかりやすいプレゼンテーションの具体的方法を説明してくださり、非常に理解が深まった。」、「プレゼンで読む部分とみせる部分を明確にする練習が出来て良かった。」等の意見をいただきました。

 

 

 

 

開催レポート 令和4年度:集合研修

6月14日(火)看護研究SEED第1回

テーマ:看護研究の意義と文献の活用
講 師:片田 範子 学長

 看護研究の目的と文献とはについて、実践者ならではの視点から知識や方法を確認しました。受講者からは「看護研究とは何か理解できた」「心に響く言葉が多く、引き込まれました」「臨床ではなかなか聞く機会のない講義内容であったので、とても興味深かったです」等の意見を得ました。

テーマ:文献検索と図書館の利用
講 師:図書館司書 別當 直子さん

 医中誌webを中心にさまざまな検索方法を実践しました。受講者からは「文献検索の方法がよく分かった」「実際に検索しながら学べ、よくわかりました」等の意見を得ました。

7月1日(金)看護研究SEED第2回

テーマ:研究計画の立て方と書き方
講 師:河村 敦子 准教授

 看護研究を実践するための必要な知識を段階ごとに再確認しました。受講者からは「看護研究の組み立て方が分かった」「研究計画書の書き方がわかった」「実体験も聞けてよかった」等の意見を得ました。

テーマ:看護研究における倫理的配慮
講 師:安部 彰 教授

 看護研究における倫理的配慮について、日本看護協会の看護職の倫理綱領を確認するとともに主要な概念について学びを深めました。受講者からは「要点を教えていただきわかりやすかったです」「対象者への配慮、患者家族へ繋がるため勉強になりました」等の意見を得ました。

7月5日(火)看護研究SEED第3回

テーマ:研究デザインのタイプと選択
講 師:上田 貴子 講師

 看護研究の特徴や研究デザインのタイプから研究計画までのプロセスを学びました。受講者からは「現在、進めている研究の指針になった」「自身の実際の取り組みと比較して聞けた」等の意見を得ました。

テーマ:量的研究(実験・計測)
講 師:長谷川 智之 講師

 量的研究で必須の知識である「統計」「尺度」、実験研究とその計測手法について学びました。受講者からは「これからにいかすことができる」「実験研究について理解が深まった」「資料が見やすい。例題があってわかりやすかった」等の意見を得ました。

 このテーマは、研究実践能力の向上のための「ハウツー看護研究」にもコースがありますので、興味のある方、より学びを深めたい方はぜひお申し込みください。

7月22日(水)看護研究SEED第4回

テーマ:質的研究(インタビュー)
講 師:関根 由紀 准教授

 質的研究の特徴や質的研究に適した研究課題等、質的研究のために必要な知識を学び、グループワークで、インタビューガイドを作成しました。受講者からは「研究の調査方法に悩んでいたので助かった」「インタビュー学習がとてもよかった」等の意見を得ました。

テーマ:量的研究(アンケート)
講 師:関根 由紀 准教授

 量的研究(アンケート)についての基礎知識を学んだ後、グループワークでアンケートを作成し、別グループの用紙を回答し、回答者の意見をもとにアンケート用紙を再検討しました。受講者からは「実際にアンケートを作成することで、何に注意するのか、目的からずれないように質問項目の順番などを考えることができた」「アンケート作成方法がわかりやすかった」等の意見を得ました。

 これら2つのテーマは、研究実践能力の向上のための「ハウツー看護研究」にもコースがありますので、興味のある方、より学びを深めたい方はぜひお申し込みください。

8月2日(火)看護研究SEED第5回

テーマ:研究論文作成
講 師:玉田 章 教授

 研究論文作成のための基礎知識と重要なポイントを学びました。受講者からは「論文作成の方法を順序だてて説明してもらいわかりやすかった」「注意点など理解できた」等の意見を得ました。

テーマ:プレゼンテーション(演習含む)
講 師:長谷川 智之 准教授

 プレゼンテーションの基礎知識を学び、実際にパワーポイントを用いた演習を行いました。受講者からは「例をもとに説明してもらいわかりやすかった」「パワーポイントの作成にすぐに役立てる」等の意見を得ました。