地域交流センター

教員提案事業




事業概要

公立大学である本学は地域貢献をその重要な使命のひとつとしています。

地域交流センターは、その役割を担う本学の中心機関であり、すべての教員がメンバーとなって様々な事業を行っています。その中でも「教員提案事業」は、本学教員が各自の専門性を活かして、提案し、実施しています。

看護職者対象の『みえ保健・看護力向上支援事業』は、保健や看護力向上を目指した支援事業の実施を目指しております。また、県民の皆様へは、『県民のヘルスリテラシー向上支援事業』とし、地域住民のヘルスリテラシー向上を目指す事業内容となります。

令和6年度は、下記のような事業を提案しております。県民のみなさまのご参加をお待ちしております!!

事業の内容などのお問い合わせは、各事業に連絡先を記載しておりますので、連絡をお待ちしております。実習等で大学に不在の場合がありますので、メールでの連絡を推奨いたします。

 

令和6年度 事業案内

教員提案事業では、

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の内、

以下の9の目標にアプローチしていきます。

 

一覧のダウンロードはこちら⇒

事業の概要は 「各事業の概要」をご参照ください。

 

令和6年度 各事業の概要

【みえ保健・看護力向上支援事業】看護職向け

看護職者を支援する相談窓口事業

三重県内の病院看護部の管理部門を対象に、キャリア・看護管理、教育・進学等に関する相談に対応します。窓口の担当教員が電話およびメールで相談を受け付け、内容に応じて専門の教員(教育・心理・管理等)に引継ぎます。課題によっては、複数の教員で協力して対応します。
また、社会的な背景から、病院看護部の管理部門が抱えていると思われるテーマを取り上げ、話題を提供するとともに、ディスカッションをする場を定期的に設け、組織内で解決するヒントとなるような機会を提供します。

担当者:中西 貴美子、上田 貴子 

連絡先:kimiko.nakanishi@mcn.ac.jp/059-233-5622(中西) 

    takako.ueda@mcn.ac.jp/059-233-5630(上田)

 

実践につなげるフィジカルアセスメント

本事業は、県内の認定看護師や呼吸療法士が講師を担い、現場のニーズに沿った「呼吸ケア」に関する研修を企画・開催します。年度ごとにサブテーマを設定し、講義やグループワークなどを取り入れながら、実践につなげる知識を習得できることを目指しています。

担当者:岡根 利津

連絡先:ritsu.okane@mcn.ac.jp/059-233-5683

 

障がい児の切れ目ない就学支援事業

医療的ケアを必要とする子ども(以下、医ケア児)が在籍する特別支援学校・保育園・幼稚園等に勤務する看護職等の専門職は、配置される同職者が少なく、不安や戸惑いなどの困難感を抱えている現状にあります。本事業は、医ケア児に対応する専門職同士の情報交換や資質向上を図ることを目的とした交流の場づくりを支援します。

担当者:宮﨑 つた子

連絡先:tsutako.miyazaki@mcn.ac.jp/059-233-5624

 

医療施設に広げよう看工連携による特許の輪(その2)

本事業は、地域の医療機関と連携して看護実践に便利で役立つ用品の開発を目的としています。本学教員が各医療施設のスタッフとブレインスト-ミングを行い、知的財産となり得るシーズを発掘します。ブレインストーミングで取り上げられた内容を各医療機関の院内研究として活用することも視野に入れています。

担当者:齋藤 真

連絡先:shin.saitou@mcn.ac.jp/059-233-5798

 

シコウUpgrade↻-医療機関の高齢者看護

高齢者は健康障害とともに生活することが多くなるため、医療機関の看護職者は、高齢者のもてる力に着眼し、望む生活を見据えた目標志向型思考を用いていくことが大切です。目標志向型思考で看護を展開するためのエッセンスを整理し、理解を深めることで、高齢者への看護のアップグレードを目指します。

担当者:田端 真

連絡先:makoto.tabata@mcn.ac.jp/059-233-5683

 

仲間とともに育ち合う教育実践講座

本事業は、後輩指導や学生指導など教育に携わる看護職者が、学びを通して教育能力を高めるための教育実践講座です。毎回テーマを決めて、調べる・作成する・実践するといった教育実践を行います。参加者全員がともに学び合うことで、自らの教育力を高めていくことを目指します。

担当者:上田 貴子

連絡先:takako.ueda@mcn.ac.jp/059-233-5630

 

Brush UP!急性期看護 vol.2

三重県内における急性期看護の質の向上を目指して、県内の認定看護師(集中ケア・救急看護)が講師を担い、急性期看護に携わる看護師を対象とした研修を開催します。フィジカルアセスメントをはじめとする基本的な知識の習得を基盤として、アセスメントの言語化や教え方の学習など、臨床で役立つ学習の場を提供し県内の急性期看護の質の向上を目指します。

担当者:岡根 利津

連絡先:ritsu.okane@mcn.ac.jp/059-233-5683

 

「心電図を読もう!基礎編」

心電図の基礎に重点をおき、基本波形を理解し、臨床で遭遇する不整脈の判読を行い、日々の実践に活用できることを目指し事業を行います。本事業は、講義とグループワークをとおして学びます。そのため、集中治療室や循環器病棟といった部署を問わず、心電図に興味あるいは苦手意識のある方の参加をお待ちしています。

担当者:関根 由紀

連絡先:yuki.sekine@mcn.ac.jp/059-233-5644

 

新任期保健師の災害時における公衆衛生看護活動支援事業

新任期保健師(特に1年目)に対して、災害時における住民支援方法について知識技術の提供を行います。また、HUG(避難所運営ゲーム)を通じて、公衆衛生看護の実践能力の向上を目指します。

担当者:中北 裕子

連絡先:yuko.nakakita@mcn.ac.jp/059-233-5637

 

看工連携ものづくりシーズ発掘(その2)

本事業は、看護実践において便利で役立つ、あるいは安全を確保するための用品の開発に向けたシーズ発掘を目的としています。本学教員が持っているシーズ発掘のためのブレインスト-ミングを年6回程度行ないます。また、三重県内の企業との交流を深め、共同研究開発に挑戦します。

担当者:市川 陽子

連絡先:yoko.ichikawa@mcn.ac.jp/059-233-5681

 

【県民のヘルスリテラシー向上支援事業】県民向け

在宅療養児と家族の声を届ける講演会支援

医療的ケアを必要とする子ども(以下、医療的ケア児)や家族の現状について、その実際を知る機会は、地域住民あるいは当事者、また、支援を行う多職種もそれぞれの立場での一側面に限られています。本事業は、医ケア児とその家族の思いや現状について、当事者自身の声を直接届ける講演会や医療的ケア児の家族の交流の機会を支援し、県内で広く地域・社会の役割を知ってもらう活動です。

担当者:宮﨑 つた子

連絡先:tsutako.miyazaki@mcn.ac.jp/059-233-5624

 

おいないさ、みかん大ミニ講座

県民の皆様の健康づくりのためにミニ講座を開催します。気軽にみかん大へおいない(きてください)。このミニ講座では、おい(老い)ないならぬ、老いても健やかに暮らすために着目したい話題を取り上げます。今年度に予定している話題は「嚥下:えんげ(のみこみ)」です。

担当者:田端 真

連絡先:makoto.tabata@mcn.ac.jp/059-233-5683

 

みかん大ヘルシーウォーキング体験会

当事業では、ウォーキングやノルディック・ウォーキングを楽しみ、健康の維持増進に役立てられるよう、基本的な知識や方法・注意点などを解説するなど、情報提供や体験の機会を、地域の活動等と連携して企画します。

担当者:大西 範和

連絡先:norikazu.oonishi@mcn.ac.jp/059-233-5641

 

看護と情報リテラシー

情報リテラシーとは、さまざまな情報を上手に使いこなす能力のことです。本事業は、看護や医療に関する情報について、集める・調べる・検討する・判断するという活動を通して、情報リテラシーを高める実践講座です。スマホやパソコンを使って検索し、情報の真偽について検討することで、参加者の情報リテラシーを高めていくことを目指します。

担当者:上田 貴子

連絡先:takako.ueda@mcn.ac.jp/059-233-5630

 

「認知症の人にやさしく寄り添う」ための相談・支援

認知症を正しく理解すると、認知症の人のその行動理由がわかり、どう対応したらいいか、につながります。認知症の人、一人一人に向き合い、寄り添うケアについて考えられるよう、認知症に関する講座や相談会、事例検討会を開催します。

担当者:清水 律子

連絡先:ritsuko.shimizu@mcn.ac.jp/059-233-5646

 

みかん大 暮らしの保健室

みかん大 暮らしの保健室では、①健康チェック(貧血、握力、骨密度など)、②看護職による健康相談、③健康講話などを実施しています。また、希望者にはフットケアやアロマハンドマッサージも行っています。子育て中の方からご高齢の方まで、さまざまな方のご参加をお持ちしています。

担当者:平生 祐一郎

連絡先:yuichiro.hirao@mcn.ac.jp/059-233-5681

 

僕たち私たちでも出来る!夏の危険から身を守るための基礎講座

本事業は、楽しい夏休みを過ごせるよう、子どもたち自身が夏のあらゆる危険(熱中症・食中毒・水の事故など)から身を守り、危険を回避し、予防できる自助の精神を育てることを目標とした活動です。多くの子どもたちが集まる学童保育施設を訪問し、子どもたちと一緒に楽しく学びを深めていきます。

担当者:多久和 有加

連絡先:yuka.takuwa@mcn.ac.jp/059-233-5682

 

みかん大 哲学カフェ

現代では、私たちの生活環境は大きく変化し、それにともない医療や地域における共生の問題の答えをみつけるのは難しくなりつつあります。しかしこうした難問こそ、異なるバックグラウンドをもつ人々が互いにその異なりを尊重しあう多声的な対話をつうじて探求すべきです。そうすることで、答えには到らずとも、問題の構造や奥行きはより鮮明になるはずです。
 

担当者:安部 彰

連絡先:akira.abe@mcn.ac.jp/059-233-5645

 

がん患者を有する家族:就学生の集い - I can cope with family –

がんに親が罹患している就学生は、その対処法が分からない場合が多く、辛い思いを抱え込むことが多いです。これらの就学生の支援をはじめとして幅広く悩みを持っている患者家族の支援には、一人で悩まず、みんなで開放的に経験や接し方などを話合い、情報を共有することが必要です。このため就学生が患者や家族、病気との向き合い方を語り合い、考えていく集いを開催します。

担当者:大川 明子

連絡先:akiko.okawa@mcn.ac.jp/059-233-5631

 

Re-manma ReCafé(リマンマ リカフェ)

乳がんの治療後、お身体の調子はいかがですか?
 ご自分の胸の大きさに合わせ、ご自身で作れる乳房パットを一緒に作りませんか?体験者の坂田さんが多くの人に届けられたらという思いで乳房パットを伝えられております。
 ダブルガーゼの素材で、中身は樹脂ビーズを使用しています。肌ざわりや汗も吸い取り、洗濯も可能ですぐに乾きます。 乳房パッド作りを作る際、楽しくおしゃべりしながら、Re-mamma しましょう!

担当者:大川 明子

連絡先:akiko.okawa@mcn.ac.jp/059-233-5631

 

「英国アフタヌーン・ティー」@みかん大

三重県にお住いの方々の多文化交流のために、近代看護の母ナイチンゲールの出身地イギリスの文化や歴史の紹介とともに、お茶や音楽の効能も体験する英国アフタヌーン・ティーを開催します。五感を満たすアフタヌーン・ティーを楽しみ、心と身体をリフレッシュして、皆さまの健康維持とリラックス交流を支援します。

担当者:ドライデンいづみ

連絡先:idumi.doraiden@mcn.ac.jp/059-233-5642

 

看護職を目指したい小・中学生支援「スピーチ・コンテスト」@みかん大

三重県の小学生・中学生が「なりたい自分になる」支援を目的とします。
将来の夢や就きたい職業、健康について自信を持って語ることのできる場として、子どもから大人まで参加できるイベント(スピーチ・コンテストを含む)やセミナーを企画・開催します。好きなことや主張したいことを自由に語れる場を設け提供することで、人前で話すことへの苦手意識もなくします。

担当者:ドライデンいづみ

連絡先:idumi.doraiden@mcn.ac.jp/059-233-5642

 

こどもたちに「自分のからだ」を伝える事業

本事業は、地域の教育・福祉に関わる機関・団体と協力連携して、小学校入学前の好奇心の強い子どもたちを対象とし、「自分のからだ」について、紙芝居や教材を用いて伝える活動です。

担当者:西山 修平 

連絡先:shuhei.nishiyama@mcn.ac.jp/059-233-5682

 

災害に備えよう

南海トラフ地震発生の危機が刻々と迫る今、地域住民が危機感をもち防災・減災対策を行うことが求められています。本事業では、本学の看護教育・研究機関としての機能を活用して、地域住民の「自助」「互助」を高め、防災の日常化を目指します。

担当者:清水 律子

連絡先:ritsuko.shimizu@mcn.ac.jp/059-233-5646

 

社会的養育が必要な子どもを育てる家族の交流支援事業

地域には、社会的養育のもとで暮らす子ども達が居り、その子ども達を様々な形態で育てている家族がいます。本事業は、昨年度、国連子どもの権利条約が採択されて30年、三重県子ども条例が制定されて10年目を迎えたことをきっかけに立ち上げた、地域の関係団体と連携して社会的養育が必要な子どもを育てる親や家族の交流会支援を積み上げてきた支援事業です。

担当者:宮﨑 つた子

連絡先:tsutako.miyazaki@mcn.ac.jp/059-233-5624

 

 

開催レポート 令和5年度

【みえ保健・看護力向上支援事業】看護職向け

医療的ケア児の切れ目ない就学支援事業

場所:中講義室3

開催日:2月16日(金)

「医療的ケア児の切れ目ない就学支援」事業にて、関係者の意見交換会を開催しました。 参加者からは「各市町の取り組みの実際や、悩み、課題を直接聞くことが出来た」、「他職種の立場からの意見が聞け、勉強になった」、「普段、交流のない方と交流でき、ありがたい」等の意見をいただきました。

 

「心電図を読もう!」

場 所:本学

開催日:1月20日(土)

受講者からは「心電図を学ぶ機会が今までなかったので、すごく勉強になった。」、「今回基本波形が分かったので、次回は12誘導心電図編をしてほしいと思った。」、「グループワークで話し合いながらの判読は考え方が分かり、とても勉強になった。」等の意見をいただきました。

 

災害時における新任期保健師の公衆衛生看護活動支援事業

場 所:本学

開催日:9月8日(金)

内 容:「災害時の保健師活動 実践力UP研修」

    新任期保健師に対して、災害時における住民支援方法 について知識技術の提供を行いました。

    また、HUG(避難所運営ゲーム)を通じて、公衆衛生看護の実践能力の向上を目指しました。

 

参加者からは、「避難所運営のリアルな感じをイメージできた」、「避難所運営ゲームを通して他地域の保健師とつながりができた」、「自治体の職員として、保健師として、災害時にしっかりと働けるように準備しなければならないと気づいた」などの感想をいただきました。

 

【県民のヘルスリテラシー向上支援事業】県民向け

「僕たち私たちでも出来る!夏の危険から身を守るための基礎講座」

場 所:津市
講 師:多久和 有加
内 容:6月 学童保育施設と事業内容について打合せ
    7月 熱中症についての知識提供及び子どもたちオリジナルのパンフレット作製

受講者からは「どんなときに熱中症になりやすいかがわかった」、「自分でも対策できそう」、「朝ご飯をいっぱい食べて、お茶もしっかり飲むようにしようと思う」等の意見をいただきました。