
事業概要
本事業は、三重県の委託をうけ、「認知症地域医療支援事業」の一環として、病院勤務以外の看護師等医療従事者及び病院勤務の看護職員の認知症看護対応力向上のため、「病院勤務以外の看護師等認知症対応力向上研修事業」、「看護職員認知症対応力向上研修事業」を行います。
事業目的
高齢者と日頃から接することが多い、病院勤務以外(診療所、訪問看護ステーション、介護事業所等)の看護師、歯科衛生士等の医療従事者に対し、認知症の人や家族を支えるために必要な基本知識や認知症ケアの原則、医療と介護の連携の重要性等の知識について修得するための研修を実施することにより、認知症の疑いのある人に早期に気づき、地域における認知症の人への支援体制構築の担い手となることを支援します。
研修対象
病院勤務以外(診療所・訪問看護ステーション・介護事業所等)の看護師、歯科衛生士等の医療従事者
修了証書
この研修の修了者には、三重県知事から「修了証書」が交付されます。
また、同意の得られた修了者の氏名、職名、勤務先(勤務先名・勤務先住所・勤務先電話番号)を
公表します。公表先は、三重県ホームページです。
開催案内
開催レポート 令和6年度
第1回 11月5日(日)
講 師:
講義;清水 律子(三重県立看護大学 老年看護学 准教授)
演習;清水 律子(三重県立看護大学 老年看護学 准教授)
ファシリテーター
・田端 真(県立看護大学 老年看護学 助教)
・奥野 歩(済生会松阪総合病院 認知症看護認定看護師)
・谷口 陽子(武内病院 認知症看護認定看護師)
・川北 典子(永井病院 認知症看護認定看護師)
・宮本 桂子(市立伊勢総合病院 認知症看護認定看護師)
【ファシリテーター】
【グループワーク】
【グループワーク発表】
受講者からは「様々な職種の方が参加されており、知識や理解が深まった」、「他職種の方とディスカッションが出来て違う視点での見方や考え方を知ることが出来た。」、「日常の業務の中で考える事等を振り返り学ぶことができた」、「認知症を支える資源を知る事ができた」「などの意見をいただきました。
第2回 2月6日(木)
講 師:
講義;清水 律子(三重県立看護大学 老年看護学 准教授)
演習;清水 律子(三重県立看護大学 老年看護学 准教授)
ファシリテーター:
・田端 真(県立看護大学 老年看護学 助教)
・中東 瞳(済生会松阪総合病院 認知症認定看護師)
・駒田 美穂(済生会松阪総合病院 老人看護専門看護師)
・谷口 陽子(武内病院 認知症認定看護師)
・川北 典子(永井病院 認知症認定看護師)
【ファシリテーター】
【グループワーク】
受講者からは「認知症の人を早期から支えるには多職種、多機関の連携の重要性を学べた。」、「認知症の方に接する具体的な対応を学べ、様々な職種の方とディスカッション出来て、実践にいかしていける自信がもてました。」、「いろんな視点からの意見交換ができ、非常に役にたった。」などの意見をいただきました。
事業目的
認知症の人と接する機会が多い看護職員に対し、医療機関等に入院から退院までのプロセスに沿った必要な基本知識や、個々の認知症の特徴等に対する実践的な対応力を習得し、同じ医療機関等の看護職員に対し伝達をすることで、医療機関内等での認知症ケアの適切な実施とマネジメント体制の構築を支援します。
開催案内
自施設実施用書式
以下をクリックして 書式をダウンロードしてください。
自施設実施提出用(修正版)1.修正提出用
*共同で研修を開催された場合、「評価・改善点」についてはご自身のお考えを記載してください。
開催レポート 令和6年度
認知症に関する知識
認知症に関する知識①
講 師:清水 律子(三重県立看護大学 老年看護学 准教授)
認知症に関する知識②
講 師:山川 伸隆(いせ山川クリニック 院長)
受講者からは「認知症を取り巻く様々な役割や、病態、症例が分かりやすく講義で話してもらい、良かった」、「自病院の内情に合わせて考えることができた」などの意見をいただきました。
認知症看護の実践対応力
認知症看護の実践対応力①②
講 師:清水 律子(三重県立看護大学 老年看護学 准教授)
認知症看護の実践対応力③
講 師:藪下 茂樹(鈴鹿中央総合病院 社会福祉士)
認知症看護の実践対応力④
講 師:横山 智子(桑名市総合医療センター 認知症看護認定看護師)
受講者からは「実際のエピソードをもとに話していただいたのがわかりやすくて良かった」、「対応例の記載がありとてもわかりやすかった」「講義内容を踏まえた対応策をディスカッションできたことで色んな意見も聞けて良かった」などの意見をいただきました。
体制構築・人材育成
体制構築講師:森 治子(市立四日市病院 認知症看護特定認定看護師
)(「人材育成」ではファシリテーター)
人材育成講師:谷口 陽子(医療法人 暲純会 武内病院 認知症看護認定看護師)(「体制構築」ではファシリテーター)
ファシリテーター:認知症看護認定看護師
川北 典子(医療法人 永井病院)、福田 敬乃、(名張市立病院)、田米 美里(三重県済生会 明和病院)、廣野 美穂(伊勢赤十字病院)、中西 一美(マチナス訪問看護ステーション)、宮本 桂子(市立伊勢総合病院)、杉島 珠実(上野病院)
【講師とファシリテーター】
受講者からは「病院の課題がみえて取り組む必要性がわかった」、「チームや体制が整っている病院とそうでない病院とでは、認知症患者に対する普段からの関わり方、興奮や不穏と言った症状が出た時の対応方法に対する知識の差を感じ、重要性を学んだ」、「自分でもできることがあると確認できた」などの意見をいただきました。
令和6年度修了者:自施設で実施した研修テーマ
修了生により自施設にて研修が行われ、延べ約1700名が受講しました。