地域交流センター

母子保健体制構築アドバイザー事業

三重県受託事業
HOME 地域貢献・国際交流 地域交流センター 母子保健体制構築アドバイザー事業



事業概要

本事業は、令和2年度より、三重県から「母子保健体制構築アドバイザー事業」を受託し、各市町の母子保健における課題や今後の取り組み等について助言・指導や情報提供を行うことで、地域の実情に応じた体制づくりを支援し、県内の母子保健対策の充実を図るための事業です。事業は「個別支援型アドバイザー派遣」「広域支援型アドバイザー派遣」「ミニ講座及び情報交換会」で構成しています。

 

事業概要

市町からの申請に基づき、市町に必要な助言・指導等を行います。

個別支援型アドバイザー

宮﨑 つた子 三重県立看護大学 小児看護学 教授

中北 裕子  三重県立看護大学 公衆衛生看護学 准教授

池内 里美  三重大学大学院医学系研究科 看護学専攻 基盤看護学講座 地域看護学分野 准教授

大谷 喜美江 四日市看護医療大学 看護医療学部 看護学科 公衆衛生看護学 准教授

山路 由実子 鈴鹿医療科学大学 看護学部 看護学科 公衆衛生看護学 准教授

 

開催レポート 令和6年度

 名張市

講 師: 宮﨑 つた子(小児看護学学 教授)

内 容:

事業の現状を分析し、課題や今後の取り組みを整理した。アンケート結果(回収率100%)では、支援に対して100%が「満足」で、その理由は「内部では気づけていない視点を、外部からみた視点でアドバイスをいただき、改善の方向性を見出せた」、「社会背景の変化とともに、新たな視点で展開する必要があることを再認識できた」などであった。大学の専門領域の教員が、アドバイザーとして支援することで、事業の整理や記録の見直し、さらには事業の質の向上に寄与できた。

 

 

事業概要

随時アウトリーチを行い、市町の現状を把握し、課題や今後の取り組み等を整理し、助言・指導等を行います。

広域支援アドバイザー

西嶌 知子(元名張市保健師)

開催レポート 令和6年度

訪問

昨年度訪問した市町以外の13市町を対象とした。調査用紙より、訪問対象市町の母子保健対策の現状や課題について事前把握し、可能な限り保健所担当者・県担当者とともに訪問し、母子保健対策の詳細を聞き取るとともに、課題や今後の予定について情報を共有した。調査内容は、「子ども家庭センター設置の現状と課題」、「母子保健計画について」とした。

アンケート結果(回収率82.7%)では、支援に対して「満足」、「やや満足」で100%、その理由は「専門知識と豊富な経験のあるアドバイザーから助言いただく機会はとても貴重であった。」、「保健所の保健師とみえる関係性づくりの構築に繋がった。」、「保健師としての地域保健活動のやりがいについて再認識できた。」などであった。専門知識と経験豊富な保健師がアドバイザーとして広域に訪問することで、同じ視点で実情を把握し、他地域の取り組み状況の紹介や現状に応じた詳細なアドバイスができた。さらに、保健師としてのモチベーションアップにも貢献できたと考える。また、保健所や県の担当者とともに訪問することで、支援ネットワークの強化につなげることができた。

 

事業概要

見出された課題やニーズに沿ったミニ講座、および情報共有のための

情報交換会を行います。

 

開催案内

 

 

第1回令和7年10月17日(金)お申込みはこちらからもできます⇒申込クリック

第2回令和7年11月28日(金)お申込みはこちらからもできます⇒申込クリック

第3回令和7年12月5日(金)お申込みはこちらからもできます⇒申込クリック

 

           

 

開催レポート 令和6年度

第1回 9月20日(金)

テーマ:こどもの「ために」からこどもと「ともに」 ~心の声を聴くアドボカシー~

講 師:川瀨 信一 一般社団法人 子どもの声からはじめよう 代表理事 
         子ども家庭庁参与  

一般社団法人 子どもの声からはじめよう 詳細はこちら

受講者は「子どもの目線に立つという支援者側の態度の大切さ」、「声を聴く際に、子どもがその後の生活や出来事等をイメージ出来る情報をクリアに伝える事の必要性」、「心の扉を開けることができる・開けるかどうか決めるのは本人だけであり、だからこそ、支援者は外からのノックの仕方や扉を開けやすい環境を作ることを工夫しなければならない」などを、学んだ点として挙げていました。

 

第2回 11月 1日(金)

テーマ:災害時における妊産褥婦および新生児への対応の課題

講 師:渡邊 聡子 三重県立看護大学 母性看護学 教授
受講者からは「事例を通して、妊産婦や子育て中の母親の気持ちを理解することができた。」、「災害が自分の町で起こった時に必要な情報収集についての見直しや健康教育について考えるきっかけとなった。」、「妊婦や産婦・子育て世帯への災害時への備えの啓発の必要を再認識できた。」などの意見をいただきました。

 

第3回 11月27日(水)

テーマ:子どもの声を【きく】ために ~こころがけたい「3つだけのきく」~

講 師:伊藤  嘉余子  大阪公立大学 現代システム科学研究科社会福祉学分野 教授
             大阪公立大学 現代システム科学域 教育福祉学類     教授

受講者からは「こどもの気持ちと意見について、改めて認識することができた」、「実際の子どもの様子も交えて教えていただき分かりやすかった」、「実際の業務の中で活かせることばかりで勉強になった」、などの意見をいただきました。