研究室紹介
指導教員
| 教員 | 研究分野 | メールアドレス |
|---|---|---|
| 准教授 ドライデンいづみ | 看護ナラティブ学 |
idumi.doraiden(@mcn.ac.jpを付けてください) |
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研究内容
看護ナラティブ学研究は、患者・家族・医療者の「語り(narrative)」を通して、人間理解とケアの本質を探究する学際的研究領域です。高度化・効率化が進む現代医療においても、看護の根幹にあるのは、人と人との関係性、対話、そして他者の苦悩や希望に耳を傾ける姿勢です。本領域では、ナラティブ・メディスン(Narrative Medicine)および医療人文学(Medical Humanities)の理論を基盤に、「人を支える言葉」とは何か、「人間を理解するとはどういうことか」を探究します。また、文学研究の方法を医療教育へ応用し、近接読解あるいは精読(close reading)、リフレクティブ・ライティング、省察的対話を通して患者の語りを「正確に聴き取り、解釈し、応答する力(narrative competence)」を養います。
研究テーマとしては、ナラティブ分析、質的研究、ビブリオセラピー(読書療法)、異文化間コミュニケーション、AI時代における人間らしいケア、看護英語教育、ナイチンゲール研究、看護思想史研究など、多様な探究が可能です。特に、本領域では、研究成果を国内外の学会発表や学術論文として積極的に発信し、臨床・看護教育・地域社会へ還元される実践的研究を推進します。ご参考までに、本学学生及び教員、タイのマヒドン大学学生との共同研究共著論文は全国看護英語教育学会のNursing English Nexusジャーナルサイトをご覧ください:https://www.janetorg.com/nexus(ナラティブ・メディスンに関する論文はVolume 9, Issue 2, October 2025、マヒドン大学学生との共著はVolume 10, Issue 1, April 2026に掲載されています。)
本領域は、「教養としての看護」という視点を重視し、看護を「人間の物語に寄り添う知」として捉え、専門性と豊かな教養を兼ね備えた高度専門職者および研究者の育成を目指します。
進学希望者へのメッセージ
本研究領域では、看護を単なる技術や知識としてではなく、「人間を深く理解するための学問」として探究します。病いのナラティブ研究やナラティブ・メディスン理論を基盤としながら、患者の語りにどのように向き合い、支えることができるのかを考えていきます。
同時に、本領域では、「患者を理解するためには、まず自分自身を理解する必要がある」という視点を重視しています。看護師自身が自らの価値観や人生経験、感情や葛藤について十分に向き合っていなければ、患者の語りを深く理解することは難しいからです。文学、対話、リフレクションを通して、自分自身のアイデンティティーや専門職としての在り方についても考察していきます。
単に学位取得を目指すだけではなく、「人を支えるとは何か」を問い続けながら、社会に貢献する実践的研究者として成長していくことを期待しています。そのため、院生は、研究成果を社会と共有し、人々のケアや教育に貢献する研究者・高度専門職者として成長することが期待されます。
看護を「人間の物語に寄り添う知」として探究したい方、人文学と医療を架橋する新しい研究に挑戦したい方、そして共感・対話・教養を重視した看護の未来を共に考えたい方を歓迎します。