実習の様子「基礎看護学実習I」

実習の様子「基礎看護学実習I」

新型コロナウイルス感染症(COVID–19)対策の中の学生の学びについてご紹介します。

今回は、「基礎看護学実習Ⅰ」についてご紹介します!

基礎看護学実習Ⅰは、1年生にとって初めての臨地実習です。例年は10月から12月までの2か月間に1週間おきに4回、病院で実習を行っていましたが、令和2年度は、病院1回と学内3回に変更して実習を行いました。

病院実習では、看護師さんの後ろを影のようについて歩き、看護の現場に密着しました。学生は、看護師さんのすばやく判断して機敏に行動する様子や、優しく穏やかに患者さんに接したりする様子とともに病院や病棟・病室内の構造を見て回りました。

学内実習では、病院実習で見たこと、聞いたこと、教えてもらったこと、気付いたことをグループのメンバーと意見交換を行いました。自分が見学できなかった他の病院や病棟、看護の様子を知ることで、『看護師の役割』について自分の考えを深めることができました。

学内実習の最終日には、「看護におけるコミュニケーションを学ぶ」ため、全員が模擬患者さん(本学4年生)との会話にチャレンジしました。その後、観察していたメンバーと体験者で感想を述べあい、4年生からアドバイスをもらって、自分のコミュニケーションを振り返りました。

 

学内実習の様子

模擬患者さん(4年生)と会話中・・・
見ている学生も緊張しています。

模擬患者さん(4年生)は、実習の経験から助言をしてくれました!

 

学生の声

  • 臨地実習で看護師さんが行う援助を間近で見て、自分もこんな看護師になりたいと思った。これからの勉強も頑張ろうと思う。
  • 学内実習で他の病院・病棟のことも知ることができた。患者さんの安全・安楽・自立に向けた工夫がたくさんあった。
  • 模擬患者さんと「何をどう話したらいいのか」と戸惑ってしまった。でも、4年生の先輩の体験談やアドバイスは、とても参考になった。

 

基礎看護学教員からのコメント

臨地での、看護師の活動や療養環境の見学は、まさしく「百聞は一見に如かず」だったことでしょう。また、学内でも活発な意見交換をしたり、4年生からの具体的なアドバイスから、学びを深めることができて良かったなと思います。今回の学びをこれからの学習に活かしてほしいです。