三重県立看護大学の研究活動・知的財産

　研究成果の還元と活用を通じて社会に貢献するという理念のもと、本学における知的財産の創造・保護・活用については、平成26年11月に、公立大学法人三重県立看護大学知的財産ポリシーを制定するととともに、職務発明規程において、教職員等の発明等に係る知的財産権の取扱いを規定しています。
　知的財産に係る学内組織としては、知的財産管理委員会において知的財産権の管理に関する活動に取組み、知的財産委員会において知的財産権の啓発活動を行っています。その他、独立行政法人工業所有権情報・研修館（INPIT）による産学連携知的財産アドバイザーの派遣支援を受けた発明者のサポートや、看護系大学連携による知的財産創出ネットワークの活動を行っており、令和５年６月現在で５件の特許を保有しています。

特許取得までの経緯等

　学内で開催されたブレインストーミングにおいて明らかとなった臨床現場の看護師が抱える課題、学内演習時に指導教員が抱えていた課題の改善等を目指して研究開発がスタートしました。その後、県内企業等と連携した試作品の作成、データ収集、改善等を繰り返し特許を取得するに至りました。

　今後は保有特許の製品化を目指し、医療機関でのモニタリング、試作品の作成、事業化に向けたビジネスモデルの構築等に取り組んでまいります。

【保有特許一覧】

No	発明の名称	登録番号	登録日	概要
１	足趾支持台	特許第6634969号	令和元年12月27日	リンク（J-GLOBAL）
２	部分浴用容器	特許第6993364号	令和３年12月13日	リンク（J-GLOBAL）
３	装着型シミュレータ	特許第7011857号	令和４年１月19日	リンク（J-GLOBAL）
４	足浴用容器	特許第7276889号	令和５年５月10日	リンク（J-GLOBAL）
５	装着型点滴シミュレータ	特許第7288532号	令和５年５月30日	リンク（J-GLOBAL）

 

関係規程等

　教育研究活動を通じて得られる知的財産について、組織として積極的に創造・保護・活用するために「知的財産ポリシー」を制定しています。