看護研究SEED(旧:看護研究の基本STEP)

「看護研究SEED」とは

令和元年度までの「看護研究の基本STEP」に、新規テーマ「看護研究における倫理的配慮」と「研究デザインのタイプと選択」を加え、5日間の開催とし、受講方法にも単回受講コースを設け、受講者が日常の看護業務の中から疑問を見出し、スムーズに看護研究へ取りくめるよう企画しました。
また、研究研究研修の次のステップである「ハウツー看護研究」につながるよう「量的研究(実験・計測)」のテーマも加えました。さらに受講者に看護研究の種を届けることを願い、研修名も「看護研究SEED」と改名しました。

*「看護研究の基本STEP」の「統計解析」の講座は、令和2年度より「看護研究エッセンス」の講座として開催いたします。

 

隔年で集合研修と遠隔配信研修を行っています。

令和3年度の様子

7月12日(月)看護研究SEEDオンライン研修第5日

テーマ:プレゼンテーション(演習含む)
講師:上田 貴子 講師

「Power Pointの使用方法を理解する」「プレゼンテーションの方法を理解する」「プレゼンテーションの評価について理解する」を目標に学びました。受講者からは「色使いやフォントの違いで、ぱっと見た印象づけや見やすさが変わってくる」「プレゼンテーションの評価方法、3段階のテンション、あまりそのような視点でパワーポイントで資料を作成したここがなく、いかに見せることが大切かが理解できた。」等の意見を得ました。

 

6月29日(火)看護研究SEEDオンライン研修第4日

テーマ:量的研究(実験・計測)
講師:長谷川 智之    准教授

「実験研究について理解する」「計測手法について理解する」「統計について理解する」「尺度について理解する」を目標に学びました。受講者からは「実験研究の統制がとても重要だと思った」「実験研究とは、変数について、が整理できた」等の意見を得ました。

 

テーマ:研究論文作成
講師:玉田 章     教授

「色々な文章の性格」「論文作成の基本的な過程」「論文の構成と内容」「執筆上の注意事項」について学びました。受講者からは「良い例・悪い例を比較すると、読みやすさ・見やすさなど、明らかで、同じことを聞くにも、書き方・順などでとても変わることが再認識できた」「論文内での一貫性の大切さがわかった」「研究だけでなく文章作成にあたっても活用できる内容であった」等の意見を得ました。

 

6月9日(火)看護研究SEEDオンライン研修第3日

講 師:関根 由紀 准教授

午前テーマ:質的研究(インタビュー)

「質的研究に適した課題と特徴について理解できる」「インタビューガイドの作成方法のポイントを理解することができる」を目標に学びました。受講者からは「質的研究の意味がよく理解できた」「インタビューをする際の気を付けることは、今までやってしまっていて反省した」等の意見を得ました。

午後テーマ:量的研究(アンケート)

「アンケート調査の特徴について理解できる」「作成方法のポイントを理解することができる」を目標に学びました。受講者からは「フェースシートの作成方法が理解できた」「自分の意とするところに誘導してしまったりせず、自分の知りたいデータをとれるアンケート作りの難しさを感じた」等の意見を得ました。

 

5月26日(水)看護研究SEEDオンライン研修第2日

午前テーマ:看護研究における倫理的配慮
講 師:大川 明子 教授

「倫理の概念」「患者・医療従事者・研究機関の立場」「倫理審査」について学びました。受講者からは「なぜ倫理審査が必要なのか、世界の歴史を振り返ることで理解が深まった」「患者さんの倫理を守ったうえでの研究が大事だと学んだ。利益・不利益ともにしっかり説明ができるようにしたい」「なかなか自主的勉強をしにくい分野であり、倫理の構成(どんなものが介入・関わっているのか)を知るとてもいい機会になった」等の意見を得ました。

 

午後テーマ:研究デザインのタイプと選択
講 師:上田 貴子 講師

「看護研究の特徴」「研究デザインのタイプ」「Good Reason & Real Reason」「研究計画までのプロセス」「PICO(S)」「質的研究と量的研究」について学びました。受講者からは「実際のテーマをどのように研究にするか、新たな視点で面白かった」「研究のテーマの見直し(洗練する)方や、研究デザインの考え方に関して学ぶことができた」等の意見を得ました。

 

5月18日(火)看護研究SEEDオンライン研修第1日

午前テーマ:看護研究の意義と文献の活用                     
講 師:菱沼 典子 教授

「自分が持っている疑問を、周りの人に話してみようと思う」「自分が持っている疑問について、文献を探して読みたいと思う」「自分が持っている疑問を、文章に書く」を目標に、疑問に基づいている研究ならどんな研究にも意義がある」ことを学びました。受講者からは「研究のテーマは身近にあるんだと感じた」「研究というとても大きなもの、結果を残さないといけないという構えがあったが、日々の業務・看護の延長であり、もう一度自分の疑問・やりたいことをつめていきたいと思えた」「日々の看護の中で研究課題を見つける視点が少し分かった。そしてその疑問をどうつなげて調べていくか、筋道がわかった」等の意見を得ました。

午後テーマ:研究計画の立て方と書き方                     
講 師:大川 明子 教授

研究計画の必要性、研究の三要素を網羅した研究目的の書き方や計画立案時の注意点など、実例をもとに、PICOを用いて、学びました。受講者からは「研究計画書の書き方の流れが分かりやすかった」「研究テーマの三要素が重要であること・臨床で働く私たちは研究テーマをみつけやすい立場にあることが印象に残った」「文献事例を入れた説明がとてもわかりやすかった」等の意見を得ました。

 

 

令和3年度 「看護研究SEED」オンライン研修のご案内

今年度は遠隔配信による研修の年ですが、新型コロナウィルス感染拡大予防の観点から、オンライン研修を実施いたします。

ダウンロードはこちら⇒SEEDチラシ(オンライン)

 

令和2年度の様子:集合研修

8月4日(火)看護研究SEED第5回

テーマ:研究論文作成
講 師:脇坂 浩 准教授

研究論文作成のための基礎知識を学び、研究論文を作成する際に役立つ、見本になる実例を紹介いただきました。
受講者からは「実際の論文を用いて、わかりやすかった」「学会発表と論文の作成の違いが何となく理解できた。流れも分かったので参考になった。」等の意見を得ました。

 

テーマ:プレゼンテーション(演習含む)
講 師:上田 貴子 講師

プレゼンテーションの基礎知識を学び、実際にパワーポイントを用いて演習しました。データを持参した受講生へは個別で質問に対応していただきました。
受講者からは「自分のPCで実際に操作ができ、どういう風に作成するか流れが分かった」「パワーポイントの資料(データ)を基に、レイアウトやデザインの変更など、実際に行うことで、伝える立場を考えて、どういったレイアウトなら見やすいのか意識することができた。」等の意見を得ました。

 

7月22日(水)看護研究SEED第4回

テーマ:量的研究(実験・計測)
講 師:長谷川 智之 講師

このテーマは今回初めての開講です。
量的研究で必須の知識である「統計」「尺度」についての後、実験研究とその計測手法について学びました。受講者からは「実験について概要を知ることができた」「わかりやすかった。次の研修も受講してみたい」「とても興味を持てた。なぜだろう?と思うことを、わからず、やっていることが多い日々である」等の意見を得ました。

 

テーマ:量的研究(アンケート)
講 師:関根 由紀 講師

量的研究(アンケート)についての基礎知識を学んだ後、グループワークで、フェイスシートとアンケートを作成し、別グループの用紙の回答を体験し、回答者の意見を元に自グループの用紙を再検討しました。受講者からは「アンケート作成の際の注意点が実際に作成してみてよく理解できた」「(アンケートは)作りやすい分、空白をつくらないためにはどうしたらいいのかわからなかったので、工夫がわかって良かった」「アンケートを受ける側にたち考えていくこと、誘導的になってしまう危険等、いろんな気づきがあった」等の意見を得ました。

今回の2つのテーマは、研究実践能力の向上のための「ハウツー看護研究」にもコースがあり、同テーマを7コマ(1コマ90分)かけて、結果の検討・考察までじっくり学べますので、興味のある方はぜひお申し込みください。

「ハウツー看護研究」の詳細はこちら

 

7月16日(木)看護研究SEED第3回

テーマ:研究デザインのタイプと選択
講 師:上田 貴子 講師

このテーマは今回初めての開講です。
研究の問いのレベルと研究デザインの関係や、ドナ・ディアーのケアの場で行うための方法論から「問い、研究計画、答え」の関係を学びました。また、次からの講義となる具体的な研究方法論を学ぶ前に、研究課題を洗練しました。受講者からは「先生の研究をもとに具体的に説明いただいたため、とても理解しやすかった」等の意見を得ました。

 

テーマ:質的研究(インタビュー)
講 師:関根 由紀 講師

質的研究の特徴や質的研究に適した研究課題等、質的研究のために必要な知識を学び、グループワークで、インタビューガイドを作成し、インタビューを体験し、インタビューガイドを再検討しました。受講者からは「インタビュ―ガイドを作れてよかった」「実際にガイドを作って、実施してみて、とても大変さが理解できた」等の意見を得ました。

このテーマは、研究実践能力の向上のための「ハウツー看護研究」にもコースがありますので、興味のある方、より深めて学びたい方はぜひお申し込みください。

 

7月3日(金)看護研究SEED第2回

テーマ:研究計画の立て方と書き方
講 師:大川 明子 教授

研究計画の必要性、研究の三要素を網羅した研究目的の書き方や計画立案時の注意点など、看護研究の立案のために必要な知識を再確認しました。受講者からは「研究計画書を早く書かなければという焦りばかりで、全然手を付けられていなかったが、今回の講義を受けてさっそく取り掛かってみようと思えた。」「事例の論文で、具体的にわかった」等の意見を得ました。

 

テーマ:看護研究における倫理的配慮
講 師:大川 明子 教授

このテーマは今回が初めての開講です。
「倫理」の概念から倫理審査を受けるまでを学び、具体的に倫理申請書チェックリストも確認しました。受講者からは「倫理審査を受ける際に必要な事や研究を行った後にも報告書が必要な事など、学べてよかった」「倫理審査が必要な場合とそうでない場合の区別が理解できた」等の意見を得ました。

 

6月23日(火)看護研究SEED第1回

テーマ:看護研究の意義と文献の活用
講 師:脇坂 浩 准教授

各自が事前課題「研究の疑問リスト」に基づき、ワークシートを用い、「臨床での疑問」から「研究テーマ」を導くプロセスを体験しました。受講者からは「研究テーマを絞り込む方法を理解できた」「研究に必要なエネルギーは重要視していなかったが、大事であると再認識できた」等の意見を得ました。

 

テーマ:文献検索と図書館の利用
講 師:図書館司書 別當 直子さん

医中誌webを中心に検索方法を体験しました。web検索で検索できなかった場合のおすすめ解決策も学びました。受講者からは「今まできちんと検索方法を聞いたことがなかったので、よくわかった」「文献検索が効率よくできそうだ」等の意見を得ました。

 

 

 令和元年度の様子:遠隔配信 看護研究の基本ステップ

看護研究の基礎講座をシリーズで遠隔配信します。
地理的条件から本学にお越しいただくことが困難な地域の看護職の皆さまを対象とした講座です。
テレビ会議システムを使用して配信するため、受講者の皆さまは、モニター画面を通して、通常の講義と変わらない状況で受講することが可能です。

 

第7回研究論文作成

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日程:9月26日(木)

講師:玉田 章 教授

研究論文作成のための基礎知識を学びました。発想から結論までの「ストーリー」に留意し、結果に対する「研究者自身の考えの一般化」を述べる等、大切なポイントを知ることができました。

 

第6回プレゼンテーション

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日程:9月2日(月)

講師:白石 葉子 教授

プレゼンテーションの基礎知識を学び、スライドの作成演習として、コンセプトチャート(文章を図で置き換え)やデーターチャート(数値を図表で置き換え)を体験しました。

 

第5回統計解析

HP8.29

日程:8月29日(木)

講師:斎藤 真 教授

統計解析の基礎知識を学んだあと、各自、斎藤先生作の統計ソフトExSTを使用しながら、実際に統計解析を行いました。看護研究でよく活用する基本的な検定(母平均の検定・平均値の差の検定・カイ二乗検定)を経験でき、「統計は苦手」意識の払拭に役立ったのではないかと思います。

 

第4回量的研究

HP726

日程:7月25日(木)

講師:長谷川 智之 講師

量的研究を行うにあたって、重要なポイントについて、知識を得ることができました。特に「データ(尺度)の種類」について詳しく伺い、知識の再確認ができました。また、実験研究について、必要な条件も知ることができました。

 

第3回質的研究

DSCN0899

日程:7月22日(月)

講師:関根 由紀 講師

質的研究の特徴や質的研究に適した研究課題等、質的研究のために必要な知識を得ることができました。特に質的記述的研究では、インタビューガイドの修正案作成やインタビューの実際、さらにデータ分析のコード化を実践できました。

 

第2回研究計画の立て方と書き方

DSCN0848

日程:7月10日(水)

講師:大川 明子 教授

研究計画書の必要性、研究の三要素を網羅した研究計画書の書き方など、看護研究の立案のために必要な知識を得ることができました。

 

第1回看護研究の意義と文献の活用

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日程:6月27日(木)

講師:脇坂 浩 准教授

看護研究の意義、研究の疑問をPICOで整理するワーク、文献検索の方法やクリティークのポイントなど、看護研究のテーマを絞るために必要な知識を得ることができました。

 

遠隔配信先

・県立総合医療センター 様

・伊賀市立上野総合市民病院 様

*上記会場のいずれかで研修を受けていただきます。

 

研修プログラム

  1回  オリエンテーション
      看護研究の意義と文献の活用

2回  研究計画の立て方と書き方

3回  質的研究

4回  量的研究

5回  統計解析(演習含む)

6回  プレゼンテーション(演習含む)

7回  研究論文作成

詳細は 看護研究の基本ステップ(遠隔)プログラム

 

申込み・問い合わせ先

〒514-0116 三重県津市夢が丘1丁目1番地の1

三重県立看護大学地域交流センター
TEL/FAX(059)233-5610 E-mail:rc@mcn.ac.jp

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