精神看護学領域  修士論文コース

 【精神看護学領域】では、急性期治療を中心とした病院での質の高い医療、精神障がい者の地域生活を支える保健福祉サービス、患者や家族との援助関係の形成、メンタルヘルスの増進などについて探求します。『修士論文コース』では、講義・演習をふまえて自らの研究課題を明確にし、修士論文としてまとめることで、研究実践能力を習得します。

 

授業科目

 すべての講義および演習は、事前に提示される課題に対して学生が主体的に取り組み、その成果発表に基づいて講義および演習を進めていく「反転授業」の形式をとります。そのため講義や演習に参加するためには、事前に相応の準備が必要です。

精神看護学特論精神看護学演習ⅠA精神看護学演習ⅡA精神看護学特別研究

 

修了生の学位論文題目

(精神看護学領域)

「医療観察法病棟における統合失調症の暴力につながる妄想に対する看護ケア」(平成26年度)

「精神保健福祉分野におけるピアサポーターがピアサポート活動を通して経験する困難」(平成27年度)

「精神障害者の家族に対するソーシャルサポートと家族自身の人生に対する肯定的な認識との関連」(平成28年度)

 

(旧クリティカルケア系精神看護学分野)

「患者が持っている内的エネルギーの自己発揮を生み出す精神看護の技術」(平成14年度)

「四肢の切断を行う人の障害受容を促進する技術」(平成14年度)

「危機状況における精神専門看護師のアプローチ」(平成14年度)

「精神科病棟における看護師の身体合併症の見極め行動の特徴」(平成20年度)

「地域生活の継続を支援する精神科外来看護ケアの実施状況に関する研究」(平成25年度)

 

(旧生活習慣系精神看護学分野)

「対象の生活に関心をよせる支持的援助」(平成14年度)

「思春期の対象に対する行動変容を促進させる技法」(平成14年度)

「薬物依存症回復施設ダルクにおける薬物依存症者の社会復帰に関わる要因」(平成17年度)

「児童青年精神科思春期男子病棟における問題行動とグループダイナミクスに関する研究」(平成19年度)

「Mental Health-Related Self-Care Agency Scale (MH-SCA) 日本語版の開発」(平成20年度)

「長期入院中の統合失調症患者のエンパワーメントと社会機能の関連」(平成23年度)

「月経周期と深夜勤務が看護職の心身におよぼす影響」(平成24年度)

「外来がん化学療法中患者のレジリエンスが精神症状に与える影響」(平成25年度)

 

専任担当教員

木戸 芳史
主な研究、指導テーマ
・精神科訪問看護および多職種アウトリーチに関する研究
・訪問支援のための、統合失調症の認知行動療法に関する研究
・精神疾患を抱える人のための、便秘・尿閉アセスメントと看護介入に関する研究
・高齢者のこころの健康と食事に関する研究

<教員からのメッセージ>
 精神看護学領域にて対象とするテーマは、地域や職場におけるメンタルヘルス向上から、災害時のこころのケア、統合失調症や気分障害、薬物依存症などを抱える方々への支援まで非常に幅広く、同じ研究室であってもそれぞれの教員や大学院生の興味は違っています。しかし私たちが共通して目指しているのは、未解決の課題に対し「研究」という手段によって社会貢献していくことです。
 臨床活動で感じた“?”、解決したい課題、それらに対して熱意をもって能動的に活動することができる方、ぜひ修士論文コースの門を叩いてください。

<修了後のキャリアパス>
 修士課程(論文コース)修了後のキャリアパスは多種多様です。研究実践能力を備えた臨床看護師、エビデンスに基づいた事業計画の立案ができる保健師、研究職を目指した博士課程への進学などが想定されますが、社会情勢や需要の変化よって修士課程修了者が求められる就業先は変化していくでしょう。本研究室では、1人1人の大学院生の能力や志向に合わせて、早い時期から目標を決め、それに向けて着実に努力できるよう支援していきます。

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